地図に表示された調査地点毎に、2010年～最新年の水質調査結果のグラフを表示するアプリ(Ar-WQ)を開発しました。ここではこのアプリの使い方の概要をご紹介します。このアプリはPCでもスマホでも利用できます。
１．起動方法
ブラウザを立ち上げて、以下のアドレスにアクセスします。
https://app.arakawa-ryuiki.net/wq/
QRコードは以下の通りです。
２．画面構成
画面は以下のような４つの画面と使い方を記したヘルプで構成されています。タブをクリック（or タップ）すると該当する画面が開きます。
各画面の内容
ホーム：河川流域別、市町村別、調査団体別に地図に表示する地点を選択
地点情報：地図の上部に選択中の地点に関する詳細なデータを表示
凡例：地図の上部に地図上のアイコンの説明を表示
時系列：選択中の地点の2010年～最新年のCODとECの推移を棒グラフで表示
？：使い方の説明
３．利用方法
(1) ホーム画面での操作
まず「ホーム」画面で、河川流域、市町村、調査団体のどれか１つを選択します。画面上部に表示されている選択ボタンをクリック（or タップ）すると対象の選択肢が表示されます。
一般の方はご自分の家の近くの川か、住んでいる市町村を選ばれると良いでしょう。選んだ河川流域または市町村の調査地点の地図が表示されます。
調査にご協力いただいている団体の方は＜調査団体の選択＞でご自分の団体を選んでみてください。調査した地点の地図が表示されます。
いずれの場合も、画面の「～の調査地点：○○」の○○に現在選択されている地点の「地点ID 河川名 地点名」が表示されています。この「～の調査地点：○○」の○○をクリック（or タップ）すると別の地点を選択するメニューが表示されます。
地図上の地点アイコンをクリック（or タップ）することで選択地点を変更することもできます。
(2) 地点情報画面の表示
「地点情報」タブをクリック（or タップ）すると地点情報画面が開きます。ここには選択された地点の市町村、調査団体名、調査日時、調査結果が画面上部に表示されます。画面下部の地図はホーム画面のそれと同じです。なお、地点情報は調査最終年の情報のみを表示しています。
(3) 凡例画面の表示
「凡例」タブをクリック（or タップ）すると凡例画面が開きます。ここでは地点アイコンの形状と色の意味を画面上部に表示します。画面下部の地図はホーム画面のそれと同じです。なお、地図上の地点アイコンは調査最終年の調査結果を表しています。
(4) 時系列画面の表示
「時系列」タブをクリック（or タップ）すると時系列画面が開きます。ここでは選択された地点の調査結果の時系列グラフを画面上部に表示します。
グラフの基礎データは画面下部の「詳細データ」タブのところに表形式で表示しています。
過去データは地点IDや名称が必ずしも統一されていませんので、緯度・経度データを使って近傍にある地点を同一地点とみなしています。この近傍判定に使っている半径が画面最下段に表示されています。デフォルトは100mです。この半径を変更してグラフを再表示することもできます。
時系列グラフは汚染度に応じて色分けしています。その詳細は画面下段の「棒グラフの見方」タブをクリック（or タップ）することで見ることができます。
なお、画面の中程には前地点と次地点へのリンクが青字で表示されています。これをクリック（or タップ）することで順次隣の地点の水質時系列を見ていくことができます。
(5) ヘルプ画面の表示
「？」タブをクリック（or タップ）するとこのアプリの操作方法を表示する画面が開きます。
４．活用方法
(1) 一般の方々へ
ご自分が住んでおられる地域を流れる河川の水質状態がどのように変わってきているかご確認いただき、水質調査へのご関心を高めていただければと思っています。
(2) 調査にご協力いただいている団体の方々へ
当アプリのデータ作成は一部人力で行われています。このため転記ミスなどの誤りが含まれている可能性があります。おかしなところが見つかりましたら、当ホームページのメニュー「お問合せ」を通じてお知らせいただけるとありがたいです。
なお、来年度以降の調査に際しては、調査結果を過去データと比較することで、データの精度を高めることに役立つのではないかと考えています。
(3) 他流域の水質調査関係者の方々へ
Ar-WQは特定の地域や時点に限定されているアプリではありません。Excel形式で必要データを揃えさえすれば、どの地域・どの年次の水質データにも適用することができます。このアプリの活用に関心をお持ちの方がおられましたら、当ホームページのメニュー「お問合せ」を通じてお知らせ下さい。