第25回荒川流域再生シンポジウムを開催しました

この2年間、コロナ禍の影響でやむなく中止にしておりましたが、3月20日に25回目の「荒川流域再生シンポジウム」をオンラインにて開催しました。遠方からもご参加いただきました。

金澤光さんから「入間川・都幾川の標識アユ調査報告」、鈴木勝行さんから「浅間堰の遡上補助施設の改修報告」、渡邉勇さんから「流域一斉水質調査の結果報告と解説」の三つの報告をいただきました。

これらの報告は、「第25回荒川流域再生シンポジウム(動画)」で公開しています。ぜひ、動画をご覧ください。

シンポジウム後半の「流域の情報交換と水かけサロン」では、参加の方々から多数のご意見をいただきました。「川は市民の目があって美しくなる」の言葉に、地域住民と河川との関係が象徴されていると思い、「浅間堰の経験はときがわ町をはじめその後の事業に生かされている」などの意見から一つ一つの事業が継承されていることが分かりました。

貴重なご意見をありがとうございました。

都幾川矢来堰で標識アユ放流

2021年4月30日、5月1日、都幾川矢来堰下流にて油びれを切除した標識アユを放流しました。4/30に養殖アユ15㎏を運び込み、その日に519尾、川の中の生け簀に保管して翌日の5/1に1524尾を放流しました。
 5/1には比企の川づくり協議会、比企自然学校のみなさんが応援してくださり総勢20人となり、午前中に作業は終了。
4月初めに完
成した魚道を放流されたアユが早速のぼっている姿を見ることができました。これからの調査活動の結果が楽しみです。
 

 

浅間堰で標識アユ放流

いよいよ、2021年度の活動開始です。コロナ禍拡大を配慮して、スタッフのみでの調査活動を行います。
4月6日(火)、9:00~12:00、浅間堰下流にて標識アユの放流作業を行いました。
当会では㋁23日に浅間堰の補修作業を行ったので、その効果を調査するために浅間堰で放流を行いました。秋ヶ瀬取水堰下流で南部漁協が捕獲した稚アユ約5㎏を、現地まで搬送し、8名で約2時間作業を行い、1822尾の稚アユの油びれを切除し魚道下流に放流しました。補修した浅間堰魚道を上るかどうかをの調査を行
います。

魚類調査㏌越辺川

9月13日(日)、本年3回目の魚類調査を越辺川石今橋で行いました
。前日の雨な

ど河川の状況が気がかりでしたが、晴天続きの昨今の影響で増水はなく、無事に調査活動ができました。まだまだコロナ禍の続いている中、スタッフのみでのゆるゆる活動でした。
8時現地集合、準備は打合せの必要もなくさっさと完了。
ベテランスタッフによる投網、刺網、釣りでの捕獲。
例年、60人から80人を超える参加者を迎え、受付、安全管理などに多くのエネルギーを投入していましたが、今年度はスタッフのみの調査活動としたので、スタッフのみなさんはそれぞれの方法で魚捕りを楽しまれたことでしょう。時にはこのような方法で余裕のある調査活動ができるのもよいものです。
けっこうたくさん捕獲できました。
アユなど

捕獲した魚はから揚げにして食べました。おいしかったです。

来年度にはコロナ禍が改善して、大勢の子どもたちや参加者とともに魚捕りを楽しめるよう願っています。
《捕獲した魚》アユ、カワムツ、オイカワ、タモロコ、カジカ、スナゴカマツカ、モツゴ、ニゴイ  (宮﨑記)